メイン・クーンのお話|千代田区の犬と猫の内科の病院「まつき動物病院」

スタッフブログ

メイン・クーンのお話

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こんにちは。まつき動物病院の運営会社「動物診断リサーチ」の板橋(中河原)です。当院ロゴのメイン・クーンは我が家の愛娘(だった)みぃふぃがモチーフになっています。

メイン・クーンのルーツは諸説あり、北欧出身のノルウェージャン・フォレスト・キャットによく似ていることから、バイキングの船で米国に渡ったのではないか?という説があります。

メイン・クーンの種名の由来はその容姿や狩りの習性がアライグマに似ていることからメイン州のラクーン(アライグマ)が語源となっており、体系は骨太・筋肉質、被毛は寒さに耐えられる中毛のモフモフ、胸の飾り毛がゴージャスなのが特徴です。

メイン・クーンは大型なネコさんとしても有名で「世界一大きなネコ」として、ギネス記録にも載っています(平成29年8月現在)。みぃふぃは小ぶりで5Kg前後でしたが、頭からしっぽの先まではとても長く、体としっぽの長さが同じくらいでした。

メイン・クーンの性格は温和で、我が家のみぃちゃんもとてもおっとりさんでした。7歳ころまではネコじゃらしでジャーンプ!!する遊びが大の得意でしたが、彼女は生涯一度もダイニングテーブルの上にあがったことはなく、日常生活は床でゴロゴロ~・ソファーでのびのび~。我が家はヨークシャーテリアと怪獣(低学年の男の子)との同居生活ですが、誰と争うこともなく、多頭飼育の環境でも平和を愛する性格でした。

さて、当院ロゴのモチーフになったみぃちゃん、実は糖尿病でした。インスリン治療を施してもらい、発症から5年、17歳まで生きました(写真は16歳のときのものです)。

6年前、みぃちゃんの変化に「アレ?」と気づいたきっかけはオシッコです。いつもはトイレでするオシッコをリビングでしてしまいました。オシッコの量も多く、色が薄い、だけどもなんだかベタベターっとしていました。そして、抱っこした時に前に比べるとふわっと軽くなっていました。その後、尿検査、血糖値・糖化アルブミンを含めた全身の血液検査をして「糖尿病」の診断がつき、私自身「インスリン治療と食事療法を組み合わせれば、そのネコちゃんの寿命を全うできる。」を、身をもって経験しました。

最近、お水をよく飲む、おしっこの量が増えた、痩せてきたなど、気になる症状がありましたら当院へご相談ください。糖尿病も専門の院長が診断、治療をしてくれ、動物が大好きな看護師さん達が大切なネコさんを温かくケアしてくれますよ。