膵炎|千代田区の犬と猫の内科の病院「まつき動物病院」

診療科目と症例紹介

膵炎

膵臓(すいぞう)は胃や十二指腸のそばにあり、消化酵素やホルモンを分泌する臓器です。この膵臓に炎症が起こることを膵炎(すいえん)と呼びます。

犬や猫が膵炎になると、食欲がない、食べたものや胃液を吐く、軟便、下痢、お腹をかばう、などの症状が現れます。急性膵炎が重症化すると命を失うこともあります。

膵炎はおもに血液検査と超音波検査で診断します。血液検査ではリパーゼという酵素や炎症反応を調べます。超音波検査では膵臓の形の変化や、炎症が周りの内臓にどの程度影響しているかを調べます。

膵炎は点滴や薬で治療しますが、治るのには時間がかかります。また、いったん治っても再発して慢性化しやすいので、脂肪分の少ない食事を与えるなど、日々の注意が必要です。

(院長 松木)