犬が自分の意思とは無関係に、一方向にくるくる回ってしまうことを「旋回運動」と呼びます。
1歳〜8歳程度の小型犬(とくにチワワやヨークシャー・テリア)では、脳炎のために旋回運動を起こすことがよくあります。
脳炎が進行すると立てなくなったり、視力を失ってしまうこともあります。
旋回運動を見かけたら、しばらく様子を見ようなどと思わず、早めに動物病院にご連絡ください。
また、1歳〜5歳程度の柴犬が、時として自分のしっぽを追いかけて激しく回ったり、回りながら自分のしっぽを噛んでしまうことがあります。
それと同時に異常に凶暴になる柴犬もよく見られます。
このような症状は「てんかん」の発作である場合があります。
てんかんであれば飲み薬で治療可能ですので、獣医師にご相談ください。
(院長 松木)